ワインには長い歴史と文化があり、生産地の個性や特徴を持っています。
1本1本のワインに物語があるのもファンを魅了するファクターですね。
そんなワインを贈答品として選ぶためには、一体どんな点に気を付ければいいのでしょうか?
そして選ぶ基準とは?
このページではギフト用ワインの選び方をご紹介しています。
まずは予算・ワインの価格帯を決めよう
ギフト用ワインを購入する時には、まず予算やワインの価格帯を決めましょう。
「友達の誕生日プレゼントだから、3,000から5,000円くらいの物にしておこう」、「いつもお世話になっている上司だから、10,000円くらいのワインが良いだろう」など、送る相手の立場や人間関係、日頃のお付き合いの頻度などから予算を決めておけば、迷う事はなくなります。
贈答用ワインは3,000円~10,000円の価格帯の物が最も良く売れているようです。
家で楽しむためのワインであれば、これくらいの価格帯のもので十分と言えますね。
贈答品を贈る場合は相手様がお返しを考える事も多いので、あまりにも高額なワインでは受け取る方の気が引けてしまいます。
3000円~5000円以上のワインを選ぶのが無難
相手様からのお返しなどを考えると、一番おすすめ出来る価格帯の贈答用ワインは3,000~5,000円の商品となります。
これくらいの価格であれば、贈る側もそれほど気負いはありませんし、受け取った側も気楽にワインを楽しめます。
3,000~5,000円と言っても、この価格帯であればフランスやイタリア産のワインも十分手が届きます。
商品によっては化粧箱や贈答用の箱が付属するケースも。
箱入りのワインだと送り主の「きちんとした商品を贈りたい」と言う気持ちも伝わりますし、箱に入っているワインも高額な商品の見えてくるから不思議です。
ギフト用ワインは出来るだけ綺麗に、そして丁寧に贈りたいものです。
シーン・相手との関係に合わせたワインの価格一覧
父の日や母の日なら
ご両親に贈るワインの相場は、約4,000~7,000円前後が主流となっています。
父の日にはお刺身に合う辛口の白ワインが人気ですし、母の日には甘口白ワインやボルドー赤ワインなどが人気です。
両者とも紅白ワインの詰め合わせもおすすめですよ。
誕生日のお祝いなら
親しい友人に贈る誕生日祝いですが、3,000~100,000円前後とかなり幅があります。
生まれ年のワインを贈るとなると高額商品になってしまうためです。
生まれ年のワインにこだわらなければ、3,000~7,000円前後の物が主流になります。
退職祝いなら
お世話になった上司の退職祝いとなると、父の日や母の日のお祝いよりもやや高額な、約5,000~10,000円のワインが主流になります。
どれくらいお世話になったのかによりワインの価格帯も変化してきますが、7,000円前後の物が一番売れているようです。
もちろん10,000円以上の物を選ばれている方もいます。
結婚祝いなら
結婚祝いの贈られるワインの相場は、約5,000~12,000円前後となっています。
値段の張る商品の場合、ワインだけではなく6ペンス銀貨やペアのワイングラスがセットになった物もあり、綺麗な化粧箱入りで2人の思い出に残る贈り物になります。
相手のお酒の好み・料理の好みに合わせたワインをギフトに選ぼう
ワインを贈るなら、送り主の好みではなく贈られる側の好みを考えながら商品を選んでいきましょう。
何もない所から相手に合ったワインを選ぶのは難しいため、出来るだけ相手の嗜好を思い出してください。「あの人は確か辛口好みだから、辛口の白ワインにしてみよう」、「あの方は甘い物が好きだから、甘口の白ワインやスパークリングワインにしてみようか。
サングリアも良いかもしれない」など、相手の嗜好に合ったワインを贈る事が出来ます。
相手のお酒の好みだけではなく、普段から肉料理を多く食べているのか、それとも魚料理が多いのかでも送りワインを変えてみると良いでしょう。
肉料理が多いのであれば赤ワインの方が合いますし、魚料理であれば白ワインが最適です。
相手にとって最適なワインを贈りたいなら普段からどんな嗜好をしているのか、どんな料理を好んで食べているのか、きちんとリサーチしてからの方が良いでしょう。
相手が男性か女性かによってワインの選び方を変えよう
これはあくまでも一般的な男女別の好みになりますが、男性の場合は赤ワインを好む方が多く、女性の場合は甘口ワインや飲みやすいワインを好む傾向があります。
もちろん個人個人によってワインの好みには差があるため、あくまでも一般論としてとらえてください。
男性の場合は赤ワインを好む方が割合多く、産地や価格などを気にされる事も多いです。
もしフランスやイタリア産など産地が選べるのであれば、どことなくカジュアルさやお手軽さがイメージされる新世界のワインよりも、伝統や歴史を感じさせる旧世界のワインがおすすめです。
女性の場合は飲み口が軽く可愛いデザインのボトルや、甘口のワインが好まれるようです。
女性は、男性に比べてワインに合わせる料理やアルコール度数にも気を遣っているため、普段から良く食べている料理に合わせたワイン選びをおすすめします。
また、お酒に強い女性は全体的に少なめなのでアルコール度数低めのワインを贈る方が無難です。